活動実績
最近の活動から
去る4月28日〜29日、宮城県、福島県の大震災被災地を視察しました。
視察先は、28日が、陸上自衛隊第六師団仙台駐屯地、宮城県議会、仙台港、名取市閖上地区、仙台空港、29日が、山形県内にも多くの避難者がおられる福島島県南相馬市(市役所)等です。
4月28日、東日本大震災の復興に最も重要な役割を果たしている陸上自衛隊を自由民主党県議団が訪問し、感謝と激励をさせていただきました。(災害対策本部前にて第6師団幹部とともに) |
4月29日福島県南相馬市内の福島原発から20キロ圏付近にて。後方に見えるのが、福島県警が設けた検問所、20キロ圏内には、出入りが極力制限されている。 |
宮城県議会から、仙台空港までは、宮城県議会議員数名により、案内と説明をいただきました。南相馬市では、桜井市長が直々に現状を説明されました。
6月8日〜10日、庄内最上地方を視察いたしました。
主な視察地は、来年度開校する県立酒田光陵高校、県立加茂水産高校、鶴岡警察署、大蔵村立大蔵小学校、大蔵中学校、県立新庄北高校、山形県警機動隊等。
鶴岡警察署黒川警察官駐在所前にて、老朽化に伴い、黒川小学校近くに移転新築、昨年4月に竣工した。県内の駐在所は、築35年〜40年ごろを目処に順次統合移転或いは新築が進められている。 |
大蔵村立大蔵中学校の理科実験室にて。大蔵村では、小学校、中学校ともに村内一校に統合した。学校から最も遠い世帯は、約19キロもあるとのこと。 |
6月5日、「玉庭山菜まつり」を訪問し販売状況を聞きました。当日は、川西町商業協同組合主催の「さなぶりまつり」にも訪問いたしました。遅れていた田植えも一部で残っていたものの、ほぼ終了したころ。その後の生育は、天候も良く順調に推移しているようです。
玉庭山菜まつりは、玉庭地区交流センター四方山館前にて開催、地区内のみなさんが、新鮮な野菜、山菜を持ち寄り販売。ヤマメの塩焼きのサービスも。四方山館前では、毎週金曜日と土曜日の昼ごろまで玉庭直売場を運営している。 |
6月3日〜4日、東京都内を視察調査しました。
3日は、農村金融研究会にて聴き取り調査を行い、4日は、おいしい山形プラザ内にて、観光情報センターの聞き取りを行った後、2県のアンテナショップと都内の有名商店街等の状況調査を行いました。
山形県のアンテナショップの販売状況は、大震災後、しばらく低迷したが、5〜6月従来通りに回復してきたとのことです。
寒河江市のさくらんぼキャンペーンを激励する。今年のさくらんぼは豊作。味は大変よく、値段は、200グラム1500円。 |
去る1月12日、仙台市において 北海道・東北六県議会議員セミナーが開催されました。山形県議会からは、議長副議長含め、10名の議員が出席。出席議員は総計で約100名。テーマは「地域主権改革と広域連携」。
これまでの地域主権改革の流れや改革の進展に伴う地方自治体及び地方議会の在り方や広域連携に対する認識を深めること、並びに今後の地域主権の確立を目指した取り組みを見据えた議会としての役割の発揮等その充実強化を図ることが主たる趣旨です。私は、この分野を所管する総務常任委員長という立場で出席しました。
前総務大臣の基調講演の後、パネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションの第二部においては、参加議員全体での意見交換が行われ、数名の議員が質問に立ちました。私も、「地域主権を進める中で、国と地方の関係、形がどのように変わっていくのか」等について質問しました。
パネルディスカッションで持論を披瀝する。質問の内容は、常に大局的見地から、山形県からは2名が質問。 |
概して言えば、各論的議論はあったものの、国家としての全体像が描けていないところが、不安なところです。広域連携については、都道府県間において温度差が少なからずあり、山形県は、どちらかというとやや慎重な部類に属すのでしょうか・・?
平成23年1月29日、川西町農業団地センター二階にて開催された川西町認定農業者の会研修会において「山形県の農業振興策について」ミニ講演を行いました。
約30分間のミニ講演にて、山形県の農業振興策について語る。 |
《講演要旨》
現知事就任以来、山形県の農業政策の柱は、農林水産業を起点とした産出額を平成十九年の2,224億円から3,000億円に引き上げようとする山形県農林水産業元気再生戦略です。29の分野ごとのプロジェクトを推進するほか、農林水産業創意工夫プロジェクト支援事業(平成23年度予算10億円超)をはじめ、各種の支援策を用意し積極的な展開を図っています。農林水産業費も、平成20年度に比較し、平成22年度は、40億円増の334億円余りとなりました。
研修会においては、参議院議員の山田としお氏が、TPP問題や今後の農政について講演されました。参加者は、約180名程でした。
平成23年1月30日川西町中央公民館にて、私の調査研究活動の一環として、このフォーラムを開催いたしました。
目的は、地域発展の可能性を模索することであり、このたびは、中心市街地に振興策について議論を深め、実効ある施策につなげていきたいと考えました。十二月の定例会予算特別委員会においても、「地元出身の芸術家、文学者にスポットを当てた観光振興」や、拠点施設の整備について言及しました。
大雪の1月末、雪の降る中、会場には、約100名の参加があった。ご参加の皆様に、感謝、感謝、感謝。 |
国や県の支援策を活用することも必要ですが、基本的には、民間活力を発揮することが地域振興の要諦であると考えています。これからも継続的にこれらの課題にも取り組んでまいります。
主な足跡
初当選当初より、仮称「農業農村振興条例」の制定に向けて、自民党会派内に検討委員会を立ち上げ、内容の調査、素案の作成に着手する。自民党会派として、知事に対する素案の提示を経て、平成13年10月、「山形県農業基本条例」として制定された。
以来、農政の改善には、県議会の中心として努力し、最近は、水田農業の転換による所得の大幅増に向けた経営モデルの構築に傾注している。
少子高齢化は、最初の一般質問において取り上げて以来、最大のテーマの一つとして取り組んできた。特に子育て、教育政策に対する提言を積極的に続け、実効ある少子化解消策となるよう努めている。
置賜の豊かな自然、農業環境を活用した新産業の創造を呼びかけてきた。玉庭に根付いた鮒の養殖加工(むくり鮒)などはそのひとつ、県下、置賜ブロックにおいては、農業の総合産業化の推進、食の産業クラスター創造事業として展開中である。むくり鮒は、最近では、一流料亭、割烹等にも販売の輪を広げている。
山形出身の作家、芸術家を「山形の宝」ととらえ、先人の足跡、作品等にスポットをあてる観光並びに地域振興の推進に努力している。
平成11年当時、県道「川西飯豊線」(諏訪峠)の改良方法は、ヘアピンカーブをさらに大きく山側に拡大するというものであった。地域の識者の助言により、頂上付近を掘り下げ、直進できる方線を提案した。その後、方線の変更が行われ、改良工事は、完成をみた。
特に冬の交通環境改善のため、防風柵等の設置を推進してきたほか、冬季間の通学路改善を提案している。公共事業による歩道の設置が制限される中、新方式による歩道部分の確保(幅広路肩)等を推進してきた。(国道287号、県道川西小国線、米沢南陽白鷹線、高畠川西線、等)
河川内雑木等除去の要望を受け、本会議、予算特別委員会において、数回にわたり、県民参加型の河川環境の改善と県費の支出を提案した。その後、河川アダプト制度と雑木の自主的伐採活用の事業が始まった。また、河川雑木の抜根による河床改善を提案し、実施されている。
農村の生活環境の改善として河川の整備を重点実施。写真は川西町大塚地内の犬川。 21年度第一次補正予算により河川内の雑木を根こそぎ除去した。その他、小黒川、下有無川、屋代川等の整備を実施。 |
活動報告
私は、初当選後、自らの政治活動の目標とする二つのプロジェクトを掲げて活動してまいりました。
一つは、「置賜特に東南置賜を中心とした幹線道路の整備」です。もう一つは、「農村を基軸とした地域づくり」です。それぞれのプロジェクトについて進捗状況を報告いたします。
農家経営の充実発展を目指すことは、農村の活力増進には欠かせません。
農業の総合産業化を図り、売り上げを伸ばし、コストを引き下げ、所得の拡大を実現する。その為の先行投資を図る手段として、国レベルでは多様なメニューが用意してありますし、山形県もいわゆる「オーダーメイド型の支援策」に充てる予算を今年度は昨年の3倍の6億円以上に引き上げました。さらに産出額3000億円に向けて周辺施策も強化させています。
このような支援体制が整備される中で、将来の明るい見通しが描ければ、経営拡大意欲、就農意欲が喚起され、農業・農村は活力が増大していくはずです。