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じっしょ流 米沢牛の育て方
米沢牛の育て方といっても、いろいろあります。
もっとおいしい米沢牛を育てられるんじゃないか・・・
わからないからこそ、
それぞれの農家が悩みながら一生懸命働いているのだと思います。
ここでは我が家の育て方を紹介します。
まずは大きな流れから。

我が家の多くの牛は子牛市場で買ってきます。
買ってくる牛はみんな雌です。
生後約9ヶ月ころの牛たちです。
育ってきた環境はみんなバラバラ。
早く我が家に慣れてもらうことが大事です。
この時期は、
稲わらや乾草をたくさん与えて体を引き締めます。
顔が小さくてかわいい(^.^)
体重は280s前後。
生後約12ヶ月ころの牛です。
これから大きく育つように餌が変わり始めます。
麦や大豆糟といった肥育用の餌が増えるのです。
生後約24ヶ月ころ。
お腹に丸みがあるのがわかりますか?
このころには霜降りができあがっているそうです。
生後約30ヶ月ころ。
ちょっと比べにくいですが、大きくなりました!
体重は600〜700s。
出発する日が近づいています。

餌の紹介です。

稲わら
我が家の餌の基本です。
すべての牛に与えます。
米を脱穀した後よく干したものです。
長いまま食べさせる農家もいますが、
我が家は短く切って与えています。
9ヶ月齢頃から12ヶ月齢頃まで与える餌
我が家では「前期」と呼ぶ餌です。
緑の乾草が入っているのが特徴。
ふすま(麦ぬか)
12ヶ月齢までは前期と一緒に与えます。
13ヶ月齢頃から与える餌
ふすまが混ざっているので粉っぽくなります。
そして、米ぬかと麦が多くなります。
バイオバガス
さとうきびの粕を発酵させたもの。
丈夫な胃を作るのに良いので与えています。
甘い香りが食欲をそそるのか、
みんなバクバク食べます。

・非遺伝子組み換えの餌を与えること
・おいしくなるといわれる米ぬかにこだわること
・胃腸が強くなるように生菌剤(後日写真を付けます)を加えること

これらのことを考えながら餌を与えています。

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