桜と公園の歴史(烏帽子山千本桜保存会 設立10周年記念誌より)
 知っていましたか? 
烏帽子山公園の名称が始めは「偕楽園」だったということを


享保の絵図(享保の頃の赤湯の町)
赤湯村(280年位のもの 市教委所蔵)を見ると、東正寺から薬師寺付近の丘陵地に、いろいろな樹木に交じって桜の花が描かれ、その桜も相当な年輪を経ているように見受けられる。


湯の山公園  明治11年湯の山公園ができ、桜を植え茶店ができた。(赤湯町史より)

公園造り  明治19年 神苑造りと一体となって公園造りが着工

明治33年 烏帽子山公園拡張工事(通称メガネ橋以西のものと推測されるが、工事の経過概要は不明)

明治43年 町長酒井弥惣氏が中心となり「偕楽園の碑」を公園に建立。みんなが楽しむ公園ということで、名付けたのであったが、水戸市に古くから「偕楽園」があることから、後に烏帽子山公園と呼ぶようになった。
 

  
 めがね橋の東側に建立されている「偕楽園の碑」

町指定天然記念物「放鳥目白桜」
赤湯町史にある町指定天然記念物「放鳥目白桜」は、明治26年当時の記録である。当時でも相当な樹齢のもので、享保の絵図にあるような大樹と思われるが、どの桜であるかは定かでない。

烏帽子山千本桜「日本のさくら名所百選」に指定
平成2年3月3日 日本さくらの会より指定を受ける。

烏帽子山千本桜保存会発足
平成2年4月25日 会員86名で発足現在会員140名

主な活動として、 
 鳥食害防除、病害虫防除、視察研修、桜苗プレゼント、観桜会、桜木保護育成事業(施肥作業)等


平成3年 第1回赤湯温泉桜まつり全国俳句大会開催 
  最優秀作品 「神の手に 仏の息に 飛花落花」 


日本さくら名所百選記念の碑  最優秀作品歌碑

                                
康寿橋を知ってますか

 
通称めがね橋と呼ばれている御神坂の途中にかかっている石造りの橋がある。この橋は正しくは「康寿橋(こうじゅばし)」呼ばれ、文化財としての価値もあることがわかっている。
この橋は、明治時代につくられた洋風のアーチ橋で市の指定文化財に指定されている「吉田橋」や「石造大鳥居」を造った吉田善之助の弟子である川合兄弟の作であることがわかっている。橋を渡ることはあっても、下から眺めることはあまり多くはないが、石でできた貴重な文化財としての価値がある。痛みも激しいが大事に守っていかなければならない地域の文化財である。


       

                        
秋の草花

     


11月4日(日) 赤湯地区あげての公園クリーン作戦

   
                     公園の見事な紅葉


11月11日(日)千本桜保存会施肥作業 15名参加
  

11月16日(日) 公園に初雪
  


                                

烏帽子山公園千本桜 日本の桜100選

赤湯小学校の屋上から見る烏帽子山公園の桜

「偕楽園の碑」解説文はこちらをクリックしてください

赤湯小学校の児童や地域の方、観光客の見守る中で、日本一大きな継ぎ目なしの大鳥居の注連縄の架け替え作業

    烏帽子山公園桜祭り
                     日本一の継ぎ目なしの大鳥居
  
                       注連縄かけ  

烏帽子山公園 散歩日記
      4月22日(日)


http://www.city.nanyo.yamagata.jp/webs/seeing/ebosi/index.htm

烏帽子山公園の桜が一斉に咲いた姿は、日本のさくら名所100選にふさわしく、桜を見る人々に春を告げ、心をウキウキとさせてくれる。 樹齢500年を越える桜もあるという。これまで数百年にわたり赤湯の町を見守り続けてきた。置賜地区を一望できる烏帽子山公園の桜の木々が、これからも地域の発展と人々の幸せを見守り続けてくれるに違いない。

5月26日
地区の花いっぱい運動に参加している地区婦人会の皆さんの早朝の植栽作業

          
             6月29日(土)


 烏帽子山公園につながる道のそばに紫陽花が植えられています。雨の降る中を公園に行って見ました。見事に紫陽花が咲きほこっています。満開までにはもう少し時間がかかりますが、散歩する市民の心を和ませてくれています。
雨に打たれた公園の桜 例年になく咲き方が不十分