カエルと私の、ほのぼのとしたエピソード
私の住んでいる所は、両隣の家までそれぞれ100mも離れいる片田舎なんですが、四月下旬ともなると沢から流れる水も温もってきます。そして田畑のあちこちからケロケロとびっきの鳴く声がきこえてきます。
六月ともなると、その鳴き声はピークに達し、夜ともなると耳に突き刺さるほどで、慣れない人ならきっと眠れないでしょう。
それは三年前の六月の、 と
ある蒸し暑い夜、夕涼みにおもてに出ると、大きなガマガエルが足元に飛び跳ねてきました。外灯に集まる虫を食べにやって来たのでしょう。私が虫をつかまえ与えてみると、しばらくジーットして虫を無視していたが、突然パクッと食ったのです。その時は、十五、六匹
私の手からうまそうに食べました。
それから毎夜、暗くなると私に好物の虫をねだりにやって来ます。だんだん慣れて手でつかまえても平気で、手の上にのるようになりました。三年目の今年も、びっきと私の関係は続いています。ちなみに名前は「
ガーちゃん 」と呼んでいます。 